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自然分娩とは? 母乳で育てること 助産院とは? |
自然分娩
とは何でしょうか? 口で説明するのは非常に難しいのですが、医学的には正常分娩か異常分娩かの分類しかありません。一般に「自然分娩」という言葉はよく聴かれますが、よく聴いてみると人によってその定義は様々のようです。例えばある人にとっては「自然分娩」とは薬を使わないお産のことであり、ある人はおなかや会陰を切らないで産むことを意味したりします。分娩台で仰向けになって産まないことという人もいます。 自然なお産とは、その人の考えや価値観で大きく意味合いが変ってくるようです。さて、自然な、ということですがいったい自然って何でしょうね? 字のごとく「自らそうなること」を自然といいます。するとお産に限っていえば、哺乳類ヒト科の動物としてその人が持てる「産む機能を最大限に使ったお産」ということになります。しかし、人間は野生の動物のように生きてはいません。発達した科学の恩恵を受けて、とっても落珍な生活をしています。その恩恵のデメリットの部分として、運動不足や飽食による体力の低下や慢性疾患、環境汚染による免疫の異常や自律神経失調などが発生し、多くの人が生活習慣病のリスクを抱えています。そのため、全く自己コントロールなしに本来の自然な体を保つことが非常に難しくなっています。ですから、現代社会に生きる私たちが自然なお産をするためにはどうしても「体作り」と健康レベルアップのために工夫した生活ができるようにならなければいけません。そのまま放っておけば「自然」とはいかないのが現状です。 しかし、ひとたび自然な自分の体を実感されるとわかるのですが、本来の自分の体とは非常に気持ちいい体なのです。気持ちいいからだが気持ちいいお産をするのです。そしてそこから気持ちいい母乳育児がスタートでき、出産や育児は非常に精神的・肉体的に気持ちいいことだということが見えてきます。 当助産院では、気持ちいい体作りが安全性の高い自然分娩に必要不可欠と考え、妊娠期間はその準備期間としてとらえています。現在、産科的に異常が見えなくても、明日はもっと気持ちいい体を目指して生活を見直してください。時には代替医療(アロマセラピーやホメオパシー・鍼灸や漢方ハーブなど)の方法でコンディションを整えていきます。そのために、必ず受けて欲しいマザークラスや嘱託医のドクター健診、ときに高度医療施設での診察依頼などを行っています。いろんな準備をした上での助産院分娩や自宅分娩は非常に安全性と満足度は高くなると考えています。 妊婦健診は全て予約制で約1時間は要します。家族連れの健診もOKです(むしろお奨めしています)。妊婦健診よりとりあえず出産場所の選択や気になっていることのご相談はカウンセリングという形で行っています(有料)。 |
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母乳で育てることとは? 仔牛はお母さんのお乳で、ヤギもお母さんのお乳で育つように、人間も哺乳動物の仲間として母乳で育てるのが原則です。こういい切ると、ミルクで育った人を傷つけるという議論がありますが、いたって自然のルールです。しかし、人間は多くの理由で、母乳で子供を育てられない環境にあります。大きな原因は母乳育児の伝承と知恵が途絶えようとしていることです。ミルクは非常時にはとても役に立ちますが、非常時ではない、つまり母の健康上の問題がなければ、ミルクは赤ちゃんにとって所詮インスタント食品のようなものです。非常時にインスタント食品は生きるために役に立ちますが、日常毎日食べれば健康を害しますね。 お母さんたちが母乳をたくさん出すためには、お産が限りなく自然でトラウマがないこと、また周囲家族の物理的・精神的サポートの有無が鍵を握ります。もちろん、お母さん自身が母乳で育てたいという気持ちが大前提です。また、お母さんの食生活が健全であることも大切です。なぜなら、おっぱいはお母さんの血液から作られるからです。時には誰かの心無いひとことで簡単に母乳はストップしたりします。母乳を生物学的に見ると現代科学ではまだ解明されていない未知の機能を持っているようです。現在は赤ちゃんの免疫力をあげるということがわかっていますが、もっと深い意味と可能性があるようです。 また赤ちゃんだけでなくお母さんの心と体にも劇的な影響があります。それは「愛」です。ミルクで育った方が聞くと、私だって親に愛情たっぷりで育てられた!と抗議されそうですが。実はこれを書いている私は混合(母乳とミルク両方飲んで)で育ちました。そう思いたくないのですが、やはりディープなおっぱいの付き合いは母と赤ちゃんの脳の奥の奥の方で力強い絆作りに一役買っていてくれているようなのです。頭で考えるのではなく体で愛するという行為の原点に授乳があるようなのです(動物的な愛)。体でリアルに感じるお産や母乳育児、このような言葉にならない経験をしたお母さんたちの多くは他の人たちにも伝えたいという衝動に駆られるようです。昨今の機能不全家庭や親子関係の問題は哺乳動物の一員であることを忘れてしまった結果なのかもしれません。人間はもっとたくさん抱かれておっぱいを飲む必要があるようです。 地球上の人間が、生まれて数年の間、母の懐に抱かれてたくさんの愛情食品「母乳」出育てたれたら・・・恐らく世界は平和を愛する人々でいっぱいになるでしょう! 母乳育児がうまくいくかいかないかは、サポート環境に大きく影響されます。母乳育児に積極的な専門家のサポートがあれば母乳育児率は高くなります。WHO(世界保健機構)とユニセフは専門家向けに母乳育児できる条件を整えるように勧告していますが、先進国の中で日本は立ち遅れています。元来日本は母乳育児の優良国でしたが、今では専門家でも母乳ケアや正しいアドバイスが行えないという事態が起きています。そのような中で、これから母乳で我が子を育てたい方は自分に合った専門家やサポーターを見つけ、また家族を巻き込んで納得のいく情報を得ていかなければならないでしょう。 | |
| 助産院とは 助産婦が運営するお産の施設です。実際には「・・・助産院」という名称で大きく3つのタイプに分類できます。施設を持ってお産や育児サポートを行うタイプ、施設を持たずに自宅分娩を専門に扱うタイプと母乳育児のみを行うタイプに分かれます。病院の産科との違いは、医学的にリスクの少ない妊婦さんのお産を扱う点です。助産婦は正常分娩の専門家として教育を受けた国家資格を有し、医師と同じように開業できます。助産婦の仕事は妊娠前の性教育や健康教育から自然分娩や母乳育児のサポート、果ては更年期の健康アドバイスまで多岐に渡ります。 |